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首よりポキポキ、ゴリゴリ、バキッ、ミシミシ、ギシギシ・・・
など首を動かすと音が鳴ったりしませんか?
首だけでなく、腰や指などの関節が良くなりますよね。
意識しなくても動かすと音が鳴ったり、あえて音が鳴るように動かしたりしますよね。
音が鳴ることで爽快感があり、ついつい癖になっている方も多いと思います。
この音はなぜなるのでしょう?
また音が鳴ることでどのような影響があるのでしょうか。
目次
首から音が鳴る理由
音が鳴る原因は3つあるとされています。
1つ目:関節が発するポキ、バキッなどで表現されることの多い音
これは一度鳴った後はしばらく鳴らないのが特徴で、関節を動かしたり、引っ張ったりすることで関節の中の粘液性の液体(滑液)に気泡が生じ、弾ける音だそうです。
この現象をキャビテーションといいます。
2つ目:関節の中の軟骨や骨が擦れたときに発する音
これも音としてはゴリゴリ、ポキポキと表現される場合が多いです。
関節をある一定以上動かすことによって現れます。
これは関節を動かす度になることが多いですね。
3つ目:関節周辺の筋肉や腱が擦れることによって起こる音
ミシミシ、ギシギシ、ポキポキなどと表現されます。
これも動かす度に擦れて音が鳴ることが多いです。
原因としては筋肉が疲れて硬くなっていたり、腱や腱を包む腱鞘(けんしょう)に炎症があったりすることが多いです。
音を鳴らすのは控えましょう
3つ原因のうち関節に関係するのは1つ目と2つ目です。
特に2つ目の関節の骨や軟骨が直接擦れて発するものは、音が鳴るたびに関節の骨や軟骨が擦れています。
これを繰り返すことで骨や軟骨が傷ついているということなのです。
1つ目のキャビテーションによる音は一度鳴るとしばらく鳴らないのですが、しばらくするとまた鳴ります。
これも音が鳴るたびに関節の中に刺激が加わります。
長期間に何度も刺激を繰り返すことで、軟骨などを傷つけてしまう可能性があります。
爽快感と引き換えに軟骨や骨を痛めていることになるのではないでしょうか。
軟骨や骨を痛めることによって将来的に大変な病気が起こる可能性があります。
例えば、首の骨が変形する変形性関節症、変形性頚椎症などです。
これは首の骨が変形して、動きが悪くなったり、痛みや腕にしびれが出たりする症状が現れます。
なので、首の骨を鳴らすことはこの病気の危険因子であるともいえるのです。
首が疲れたり、凝ったりしているときにはついつい首を回して音を鳴らしたりしますよね。
音が鳴らないと気が済まないとか気持ち悪いとか感じる方も多いでしょう。
ですが、首の骨の音を鳴らすことは危険な行為ではないでしょうか。
ストレッチで疲れを取りましょう
1つ目のキャビテーションによるものでもゆっくり、伸ばしたり、動かしたりすることでストレッチを行い、
キャビテーションが起こらない、また起こさないようにする工夫が必要でしょう。
2つ目の軟骨や骨が擦れて起こるものも、ストレッチによって音が鳴る頻度が低くなります。
筋肉が硬くなっていることによって関節の隙間が狭くなっていることも原因の一つでしょう。
3つ目の関節周辺の筋肉や腱が擦れるものはどうなのでしょうか。
やはり、擦れるたびに刺激が加わります。
かといって、動かさないわけにはいかないので、関節周辺の筋肉や腱をストレッチなどで伸ばし、疲れをとるのが良いでしょう。
日々行う参考ストレッチの例をご紹介します。
痛みを伴う場合は要注意
なかには音が鳴るたびに痛みを伴う場合もあります。
もしかしたら、炎症や変形が始まっているサインかもしれません。
自己判断せずに、病院や治療院に相談しましょう。
レントゲンなどで確認したい方は整形外科を受診するのがおススメです。
それよりも、肩や首の筋肉の疲れを貯めないような、音の鳴らないカラダ作りも大切ではないでしょうか。
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